事業所番号1374202404 |
独立型の居宅介護支援事業所 ケアプランそら |
〒182-0005 東京都調布市東つつじヶ丘2-15-10 グリーンリーフ103 電話:03-6909-0423 FAX:03-6909-0424 e-mail:sora0707★mountain.ocn.ne.jp(★を@に変更して送信してください。) |
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自分の年齢を客観的にみることは難しいもの。 若い時は、子どもっぽくみられることを嫌った方でも、高齢になると実年齢より若く見られることが嬉しかったりしますよね。 残念ながら、老化によって反応や判断が遅れることは避けられません。 『認知症ではないから大丈夫。』 と考えるのは危険です。 加齢とともに認知機能(物事を記憶、判断して、考えたり理解する能力)の低下で物忘れが多くなったり、集中力や注意力の不足で、うっかりしてしまうことも増えてきます。 認知機能は、遺伝、ストレス、体調、精神状態、経験、病気などさまざまな要因が関係しているので個人差が大きいです。 様々な要因があるのなら、逆に、認知能力の低下を防いだり高めたりすることは、これからも可能な気がしませんか? また、認知症と診断されても、病気の治療をすることや、環境を整えることで、日常生活や社会生活に支障をきたすことなく暮らすことが可能かもしれません。「自分でできること」はとても嬉しいはずです。 それに、高齢になるということは、残念なことばかりではありません。 これまでの経験、知識は大きな財産です。 デイサービスのスタッフは、「高齢者の方の昔話を聞き、その方の人生を知ることはとても楽しいし、学ぶことがたくさんある。」とおっしゃいます。 仙人は、ひげを生やしたおじいさんですし、さまざまな世界で、名人と呼ばれる方は高齢者が多いです。 家庭でも、おばあちゃんの味付けはマネできないなんてこともありますよね。 ミスマープルをご存じでしょうか。 アガサクリスティの推理小説に登場する一人暮らしの老嬢です。 1930年に出版された「牧師館の殺人」をはじめ、何度も推理小説に登場。世界各国で、映画、ドラマにもなっている名探偵です。 ミスマープルは、関係者の話を聞き、自分の経験や過去にあった出来事に当てはめることで推理して事件を解決してしまいます。 もちろん、犯人を追いかけたり、拳銃をぶっ放すなど華麗なアクションはありません。 高齢の方ですから。 警察署長を手の内に押さえているらしく、力仕事は、働き盛りの警察関係者におまかせです。 それぞれができることをする。 高齢者は、老獪に、若者はきびきびと。 日常の生活もこんなふうにしていけたらと思います。 さらに、ミスマープルの生活ぶりは、認知症予防にももってこいではないかと思うのですが。
介護される方が、何に困っているのか、どんなことが好きなのか、名探偵ミスマープルになったつもりで、人間観察してみましょう。気づいたことがありましたら、ぜひご相談ください。 |