事業所番号1374202404 |
独立型の居宅介護支援事業所 ケアプランそら |
〒182-0005 東京都調布市東つつじヶ丘2-15-10 グリーンリーフ103 電話:03-6909-0423 FAX:03-6909-0424 e-mail:sora0707★mountain.ocn.ne.jp(★を@に変更して送信してください。) |
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あらやだ。補聴器つけるの忘れていたんですね。 それで認知症と思われたようです。 聞こえが悪くなると、話しかけられているのにも気付かなかったり、内容がわからず、適当に答えてしまうために、認知症と誤解されてしまうこともあります。 誤解されるだけではなく、難聴(聞こえが悪くなる)は、認知症になる危険因子のひとつでもあります。 「よい聞こえ」を取り戻すことは、QOL(Quality of life=生活の質)を高めるだけでなく、認知症を予防することにもつながります。 聞こえが悪くなると、外から入ってくる音(情報)が少なくなります。 会話するにも、聞き返しや聞き間違いが増えるので会話が億劫になります。 コミュニケーションがうまくいかないと、孤独に感じたりゆううつになってしまう可能性もあります。 日常生活の中で、音が合図として使われていることは、案外多いのです。 合図に気がつかないと、身体的な危険が増えたり、不便なことが多くなります。 例えば 車の近づいてくる音や、クラクションを鳴らされても気がつけない。 銀行や病院などで名前を呼ばれても気がつけない 玄関のチャイム、携帯電話がなっているのに気が付かない 電気釜や洗濯機などの電気製品の合図などに気がつけない 「少し聞こえが悪くなっただけだ」と軽く考えるのではなく、聞こえが悪くなったことを自覚し、補聴器装用の検討や、日常生活の中で改善を試みるなど、きちんと対処することが大切だと思います。 ご本人が耳が遠くなっていることに気付かないこともあります。 聴力の低下を感じたら、決して放置せずなるべく早く対処しましょう。 まずは、耳鼻科などの専門医の診察を受けて、聞こえが悪くなっている原因を探りましょう。 病気が原因のこともあります。 老人性難聴は、加齢にともなう脳の機能低下なども関係しています。 聞こえ改善の1つの手段として補聴器もあります。 補聴器は、慣れるまで時間と労力が必要です。まだ大丈夫!と思わずに、お早めに! 相談や購入する場合、家族や親しい人が同行された方が良いです。 なぜなら、人間は、音を耳と脳を使って聞いています。聞こえ方はひとそれぞれです。 なので、その方が、どのような生活をしているのか、どんなところに不便を感じているのか、あらゆる情報が聞こえの改善につながる一助となります。 1 耳鼻科補聴器相談医に診察を受けます。 2 「補聴器適合に関する診療情報提供書」を作成していただきます。 3 補聴器販売店に「診療情報提供書」を見せて、補聴器について相談(カウンセリング)します。 4 簡単なテストや聴力検査などを行い、自分にあった補聴器を探しましょう。 5 実際に補聴器を付けて体験することも大事です。 6 しっくりくるまで調整をかさねます。(自宅への貸し出しもあります) 7 購入してからも、調整は必要です。 (※補聴器購入費用は、医療費控除」として申告できます。 「診療情報提供書の写し」と「補聴器の領収書」が必要です。) 日常生活では、聞こえが悪くなると、以前と同じようにコミュニケーションをとるのは難しいので、その方の状況を配慮して接することも大事です。具体的には、 なるべく静かなところで話します お互いの顔(特に口元)が見える位置でお話します 普通の声の大きさで、はっきりと話しましょう 話す内容は簡潔にまとめましょう 何度か聞き返されてしまう場合は、言い方(表現方法)を変えましょう 話を始める前に、注意をこちらに向けるよう肩を叩くなど工夫しましょう。 あきらめないで、いろいろ工夫することで、快適な暮らしに少しずつでも近づくようにしたいものです。 暑いですから、水分補給と休養も大切にして、この夏をのりこえましょう。 |