事業所番号1374202404	独立型の居宅介護支援事業所 ケアプランそら
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リズムに合わせて   暗い部屋に入り、簡素なベッドの前まで行くと、 「上半身出して下さい」 サッサと脱いで横たわると、タオルケットをかけてくれた。 「もうちょっとこちらに寄って、私に少し背を向けるように して下さい。少し冷たいです」 べっとりとゼリーのついた探触子を当てて、 心臓の超音波検査が始まった。 この探触子を通して超音波を送り、その反射波を 画像で見て、異常がないかを調べる検査である。 やや強めに当てられる以外には痛くも痒くもなく、 部屋の暗さも手伝ってトロ―と眠くなる頃、 担当者の声がかかった。 「何回か息を止めてもらいます」 (はいはい、慣れていますよ) 「大きく息を吸って、はい、止めて」に合わせて、グッと止めた。 すると、「下さ～～～～～～い」と間延びする声が続いた。 (えっ、今から？！　そ、そんなに長くは無理) 言い終わる頃には、もう苦しくて息を吐いていた。 (ううむ、とんでもない長さだ。これに合わせるのか。 どこで吸えばいいのだ。難しいなあ) 何度か小刻みに呼吸を繰り返すうちに、ようやくリズムが 分かってきた。 「大きく息を吸って」のところで騙されてはいけない。 ここでは軽く吸うのみ。 「はい、止めて」で吐く。 「くだ」を聞いて、「さ」に入ってから大きく吸い始め、 「い」で止める。 これでバッチリ。 いい調子に合ってきたと思ったら、 「はい、終わりました」だと。 (そんなに長く延ばさないで下さ～～～～～～い) エッセイとカット：まかせ手 まかせ手さん、どこへ行ってるのかと思ったら…… 病院なんですか。（(*_*) 心臓の検査はいろいろありますが（心電図、MRI、カテーテルなど）、受診されたことがある方は、ああ、あれね。とすぐにピンときたと思います。 まかせ手さんは、定期的に心臓の超音波検査（エコー）されているようで担当者さんよりも経験豊富？ 心臓に毛も生えているようです。 心臓や血管の動きがが画像で見られる心臓超音波検査（心エコー） ★どんな検査でしょう 人の耳には聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に発信して、返ってくるエコー（反射波）を利用して、映像化された心臓の様子を診断する検査です。 放射線による被曝の心配がありませんし、身体の中に、ペースメーカーや金属片が埋め込まれていても支障ありません。 痛みもありません。 ★検査の方法 心臓を検査する場合は、上半身裸になります。 担当者がコンピューターにつながっている探触子を手で持って、胸の心臓の部分に当てます。 その時に、探触子と皮膚の間に隙間ができないようにジェルを塗ってぴったりと密着させます。 この探触子から超音波を心臓に向けて発信します。 発信された超音波は、一定方向に進み、物体に当たると反射します。 この反射した波を探触子が受信して、コンピュータで画像処理、画面に心臓などが動いている様子を映し出します。 ★息を止める 様々な方向から心臓と心臓周辺の大血管を調べるときに、探触子の位置と角度を変えます。 この時に鮮明な画像を得るため、息を１０秒くらい止めるよう言われることもあります。 ★検査時間 検査時間は、病院などにもよりますが、20分～30分くらいのようです。 ★調べる内容 心臓の大きさ、形、心臓の壁の厚さ、動きなどに異常がないか     ⇒心筋梗塞、拡張型心筋症、閉そく性肥大型心筋症など 弁の異常、血流の異常がないか     ⇒弁狭窄症、弁閉鎖不全症、弁逸脱症、心房中隔欠損症 　心臓の病気を軽い早期に発見することは、とても大切です。遅れればダメージが強く回復が厳しくなります。時には一瞬で生命の危機に直面します。 脈がいつもより速かったり、遅いことはありませんか。 最近、ちょっと歩いただけでドキドキしたり息がきれたりする。疲れやすくなった。 胸が痛い・胸の圧迫感 突然めまいや・気を失ってしまうことがある。 など 気になる症状があったら、お医者さんに相談してくださいね。 高血圧、コレステロール、血糖値など異常のある方は要注意 コロナ禍で、ストレスも多いし、運動不足になっているかもしれません。 嫌なことばかりですって。そうですよね。ため息もつきたくなりますが。 穏やかでのんびりした生活をこころがけ、適度に運動をして、ふとりすぎないようにするのが、心臓をながもちさせる秘訣らしいですよ。 無理にでも笑顔つくって、発想を転換。楽しいこと見つけましょ。