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体を動かす、体を安定させる。 |
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地球上で生活することは、いつも重力の影響を受けていて、体を支えるだけでも多くの筋肉を必要とします。姿勢を保ち、正常な動きをすることができるように筋肉はがんばっています。歩く、走る、座るなどの動作も、筋肉が伸び縮みすることで、成り立っています。 |
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衝撃の吸収、血管・臓器の保護 |
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筋肉は、内臓や骨など、外部からの衝撃から守ります。
血管や心臓も筋肉で覆うことで守っています。
関節に加わる衝撃を吸収して、関節への負担を減らします。
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ポンプの役割 |
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心臓から押し出された血液は、体の隅々までめぐって静脈を通り再び心臓に戻ってきます。
心臓から離れた場所になるほど、送り出された血液の勢いは弱まります。その時、筋肉が伸びたり縮んだりすることで、静脈に圧力がかかり、血液の循環が促進されます。(筋ポンプ作用)心臓からもっとも遠い足に巡ってきた血液を心臓に押し戻す時に重要な役割を果たすのが、ふくらはぎの筋肉であり、その働きから「第二の心臓」とも呼ばれています。 |
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熱をつくる、代謝を上げる |
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人間の体温は、常に36度から37度を保たれるようになっています。
この体の熱生産の約6割を筋肉が占めています。熱を発生させることで、寒い環境下でも一定の体温を保つことができるのです。 |
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免疫力を上げる |
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筋肉は人間の免疫力にも関係があります。リンパ球を始めとする免疫細胞を活性化するグルタミンは、筋肉内に多く蓄えられています。なので、筋肉が減ってしまうと免疫機能が低下してしまうといわれています。
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ホルモンを作り出します |
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筋肉(骨格筋) から出るホルモンが、筋肉や骨の形成・再生、抗炎症作用、糖質や脂質の代謝に関係していること。また、このホルモンが、心筋を保護して、心筋梗塞などの予防・治療を促進すること。最近の研究で明らかになってきました。
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水分を蓄える(脱水症を予防) |
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人間の体の中で、最も大量の水分を保持しているのは、「筋肉」です。
脂肪量が多い女性にくらべると、筋肉量が多い男性のほうが体内総水分量は多いのです。健康な成人で、男性約60%、女性約55%)となっており、その水分の多くが筋肉に蓄えられています。(体重60kgの成人男性は、約15kg~20kgくらい)
筋肉が少ない人は水を飲んでも体に貯めておくことが難しく、脱水症状を起こしやすくなるのです。
また、筋肉量が大きく減りやすい年配者の場合、体の中の水分が5kg~10kgも減ってしまっている場合もあり、毎年、年配者に熱中症を発症する方が多い理由の一つになっています。
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